民事再生で債務整理

民事再生で債務整理

1. 民事再生とは何か？
2. メリット
3. デメリット
4. どんな人が利用できる？
5. 気になる疑問解決

債務整理の方法の一つ、民事再生についての説明ページです。

民事再生とは何か？民事再生は債務整理のための方法の一つです。
支払い不能になる可能性がある場合に、金融機関・金融業者などの債権者と話し合うことによって借金の一部を無くしてもらおうというものです。

民事再生は自己破産と違い、不動産などを含めた手持ちの資産を手放すことなく債務整理が可能です。
さらに、住宅ローンが残っている場合も民事再生が可能です。「住宅ローンを除く債務総額が5.000万円以下・将来一定の収入見込みがある」と見なされる場合は民事再生が可能です。
手持ちの住宅や不動産を手放したくない時は民事再生が選択肢となります。

民事再生が認められると、収入に応じた返済計画を立てることができ、取り立てに心配することのない生活が可能になります。
このように、手持ちの資産を手放すことなく返済計画をたてられるのが民事再生なのです。

また、民事再生と自己破産の違いは、認められない条件が無い（免責不許可事由が無い）ということです。
つまり、浪費・ギャンブルが理由の借金であっても民事再生が可能となります。


民事再生による債務整理のメリット持ち家を手放さなくても良い
民事再生は、持ち家などの資産を手放さずに借金を返すことができます。
債務整理をしたいけれど資産を減らしたくない・住む場所を失いたくないという方には民事再生のメリットとなるでしょう。

早めに手続きが可能
債務整理のうち、借金でどうしようもなくなった時に自己破産を選択することになりますが、そこまでいく前に民事再生が可能です。
借金が膨らみどうしようもなくなる前に民事再生をすることで、自己破産を避けることができます。
早めに手続きをすることで、リスクを最小限に抑えることができます。

返済計画を立てられる
民事再生によって返済計画を立てることができます。この計画に従って一定期間内に債務整理できます。
そして無理のない返済計画により借金を無理のない範囲に少なくすることができるようになっています。


民事再生による債務整理のデメリット 自己破産に移行することも
民事再生が認められない場合は、自動的に自己破産に移行することがあります。

民事再生は返済不能になる前に手続きが可能です。
支払い不能になってからでは自己破産するしかないという場合もあります。
ですから早い段階であらかじめ民事再生を考えましょう。どうしても自己破産したくないという場合は、それについて弁護士に相談してみると良いでしょう。

一定期間はクレジット利用が不可
民事再生手続き後、一定期間は信用情報機関に登録されます。その間はクレジット利用ができません。
情報が消えると利用可能になります。


民事再生はどんな人が利用できる？民事再生が認められるにはある一定の条件があります。それらの条件は以下の通りです。

将来、一定の収入が見込まれる場合
住宅ローン以外の債務総額が5.000万円以下の場合

これらの条件に当てはまれば民事再生に向けての交渉が可能になります。


民事再生の気になる疑問解決