過払い金で債務整理

  1. 過払い金とは何か?
  2. 過払い金のメリット
  3. 過払い金のデメリット
  4. 過払い金返還請求が可能な場合
  5. 過払い金の気になる疑問解決

債務整理の方法の一つ、過払い金についての説明ページです。

過払い金とは何か? 過払い金とは、返済しすぎたお金があれば返してもらう手続きです。
では、なぜ借りたお金よりも多く返済するケースがあるのでしょうか?

それはグレーゾーン金利と呼ばれるものが関係してきます。
法律ではお金を貸す時の金利の上限が決められています。しかし、その法律が適用される業者と適用されない業者がありました。
その微妙なグレーゾーン金利を突いて法外で高額な金利でお金を貸している業者もあったのです。

過払い金とは、そのグレーゾーン金利を正確な金利で再計算し、払いすぎた金利を返してもらう手続きです。
元々払う必要の無い金利を払っていたわけですから、それは返してもらう権利のあるお金ということになります。

このグレーゾーン金利は法律の改正により解消され、明確な金利が定められました。
しかし法律の改正前にお金を借りてきた方・特に長い間お金を借りてきた方は、過払い金が発生している可能性があるのです。
さらに、過払い金の請求には時効がありますから、早めの申請が必要です。


過払い金による債務整理のメリット お金が戻ってくる
過払い金の計算により払いすぎたお金がある場合には、その分が戻ってきます。
また、払いすぎた金利分を返済に回せるので、借金をそれで完済できるというケースもあります。

すでに借金を完済した方でも、過払い金請求によりお金が戻る可能性があるのです。

借金を完済した後でも手続きが可能
上でご紹介したメリットである「お金が戻る」ということと関連がありますが、過払い金の手続きはいつでも可能です。
すでに完済した後でも請求は可能です。
ただし、時効があるので早めに申請を行うことが大切です。


過払い金による債務整理のデメリット特に無し
過払い金のデメリットはあまりありません。
ただ、過払い金請求に手数料が必要な弁護士の場合、手数料を支払ったものの過払い金が無かったという場合もあります。
そのときは弁護士に支払う手数料が発生するのに、過払い金が無いという悲惨な状況になってしまいます。

ですから、過払い金請求をするには、過払い金が存在する時にのみ手数料が必要な弁護士の事務所を選ぶと安心です。
当サイトでご紹介しているプロフェクト法律事務所は過払い金請求におすすめです。


過払い金返還請求が可能な場合 過払い金返還請求で債務整理するには一定の条件があります。一定の条件は以下の通りです。
過去10年以内に借金を返済した場合
長年ローンを返済している場合

このような状況の場合、過払い金が発生している可能性が高いといえます。
これほど長く返済をし続けている場合は、法律の改正なども挟んでいるため金利の再計算が必要になるからです。
ですから、このような条件に当てはまる場合には契約内容を見直してみましょう。

また、全てのキャッシングで過払い金が請求できるわけではありません。過払い金返還請求の対象となる債務は以下の通りです。
信販会社からの借り入れ
クレジットからの借り入れ
ローンの借り入れ
ヤミ金などの金融業者からの借り入れ

このように、公的機関の融資・銀行ローンなどは対象となっていません。
そもそも、これらの機関からの貸し出しは法的金利が守られているからです。


過払い金の気になる疑問解決

過払い金で債務整理したあと、クレジットローンは利用できますか?
これは個々のケースによって異なります。
すでに借金を完済した後に過払い金を請求した場合には信用機関に登録されることはありません。ですから問題なくクレジットローンが利用できます。
しかし、現在返済中である時に過払い金請求をした場合、契約のやり直しとみなされます。
契約の条件が変わったということで信用情報に登録されることになります。

つまり、借金を完済したか現在返済中なのかで変わってくるということです。

過払い金返還請求はだれでも利用出来るのですか?
金融業者を利用したことのある方ならだれでも請求できる制度です。現在も借り入れのある場合・借金を完済した場合はだれでも利用できます。
金融業者を長く利用してきた場合ほど、利息を多く払っている可能性があります。ですから長く金融業者を利用してきた場合は検討してみましょう。

過払い金返還請求にはデメリットはありますか?
過払い金返還請求の大きなデメリットはありません。
しかしながら、過払い金返還請求手続後信用情報に登録されている期間は、クレジット・ローンの利用はできません。
クレジット・ローンの利用ができないというのは小さなデメリットでもあるといえます。